ウレタンジョイントの開発とその優位性について。
1987年に工業用ゴムパッキンの製造会社を立ち上げ主に製薬メーカーに納入してきた。
20年前にウレタンシートの接合技術を発明し、各種配管系統のジョイントとして各業界で使って貰っている。
その特長は次の通りである。
- 耐摩耗性に優れ、食品衛生法に適合し、食品製造用に利用頂いても安全である。耐摩耗性に優れるので、ジョイントの一部が摩耗して製品の中に混入することがない。
- 現在、「布製」と「シリコン製」が広く利用されており、布製は安価であるが耐久性に欠け食品衛生法に適合しない。シリコン製は良い製品であるが高価である。
- ウレタンジョイントは耐久性は抜群、価格も安価であり、直接納品で流通経費も少なくコストダウンに大きく貢献できる。
“国際フロンティア産業メッセ2014”での相談を契機に拡販活動支援へ展開。
産業メッセ2014(9/4~9/5)で産業人OBネットのブースを岡山政美代表が訪問し、ウレタンジョイントの拡販支援の相談があった。
早速、産業人OBネットの情報交換会でのプレゼンテーションの提案をし、準備の都合等から12月5日に実施した。
パワーポイントによる製品の技術面での特長の詳細説明の他、現品の回覧によって産業人OBネット会員の理解を深めることができた。
プレゼンテーションの後、拡販支援可能なアドバイザーの募集をしたところ、大手化学製品メーカーOBに支援して貰うことになった。
(株)カネカの食品関連子会社(工場)4社にウレタンジョイントを紹介して貰い、試作品の受注あるいは試供品のライン組込みテストの実施等、受注拡大に向けた有望な展開になっている。
今後の改善の方法について
このウレタンジョイントは技術的には問題なく、特に食品粉体輸送ラインには衛生的、異物発生の心配がないなど最適であり、小麦粉、胡椒、などのメーカーに売り込んでいくことが肝要です。
ただし営業は代表一人で、そのため当該食品メーカーに強い販売代理店を採用していくことが今後の拡販の必須課題となります。
※常盤泰様は2021年2月14日ご逝去されました。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
アドバイザーの取組み方針など
粉体輸送に最適とのことで、カネカ関連のスパイス製造会社にワークしていくこととした。
以前からこの会社にPRしているが上手くいかないとのことで、カネカ食品事業部の技術幹部に技術説明を行い、スパイス会社にウレタンジョイントを紹介してもらうこととした。
結果トウガラシ粉の輸送に最適と評価を受け、採用となった。
他食品会社S&B等数社を紹介。
アドバイザー
常盤 泰(株式会社カネカOB)
- 企業名
- 岡山工業
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