「令和元年度 明石市中小企業経営安定化業務」受託事業

幅広い業種からなる15社に対して経営コンサルティングを実施。

事業の概要

1. 概要：市内中小企業を訪問し、販路開拓や業務効率化・生産性向上をはじめ経営全般に関する支援（経営コンサルティング）を行う。
2. 支援対象企業： 明石市が公募で選定した15社。製造業13社（※）、卸売業1社、サービス業1社
   ※食料品、飲料、紙加工品、窯業土石製品、金属製品、一般機械器具、その他製造の7業種
3. 支援体制：OB ネットのアドバイザー2名がペアとなって企業を5回訪問し、指導・支援を行う。
4. 支援テーマ：「戦略・経営」「販路開拓・マーケティング」「技術・製品開発」「生産管理」「人事・労務管理」「その他」

アドバイザーの知見とチーム力により実効性のある提案・助言を提供。

令和元年7月から令和2年3月までの9ヵ月間、対象15社の経営コンサルティングを行った。

支援先企業のテーマに適したアドバイザー2名のチームが経営者とのディスカッションを通じて検討を進め、経営改善の提案・助言を行った。

支援結果の概要

• 戦略・経営：経営分析により、強み・弱みなど経営環境と課題を明らかにし、戦略の方向性及ぴ課題の解決方法を助言した。
• 販路開拓・マーケティング：現状分析と検討をふまえて、商品戦略や販路開拓の具体的提案（47club（全国の地方新聞社が厳選した逸品を通信販売するWEBサイト）を活用した全国向け販路拡大など）を行った。
• 生産管理：設備保全の問題に対し、先進工場の視察や要員育成・記録方法の見直しなど体制整備のポイントを提示し、改革意欲を高めて改善の道筋づくりに貢献した。また、工具及び部品の整理整頓の問題に対し、必要な知見・方法を提示し、改善計画づくりに貢献した。
• 人事・労務管理：賃金制度・人事評価制度の問題に対し、事例・経験を提供しながら、各企業の状況にマッチした制度設計・見直しのポイントを助言した。また、残業削減の取り組み方法、採用活動における求人票の書き方など、テーマに応じて具体的な助言を行った。

プロジェクトを終えて

支援先企業の経営者が抱える問題に対し、アドバイザー2名のペアがチーム力を発揮して課題の抽出を行い、実効性のある提案・助言に努めた。

各企業に真摯に協力いただき成果に結びつけることができた。

記入者

森　克巳（ASS個別支援業務プロジェクトマネージャー）