歪の少ない、きれいな溶接仕上げを得意とする板金加工メーカー。
2007年社長自身の20年以上の溶接経験をベースに溶接技術に特化した加工製造会社を設立。
以来、優秀な技能・技術をもった社員と3次元レーザー加工機、ブレーキプレス加工機等を導入して、自社内で材料切断から加工仕上げまで一貫生産を可能にし、特に鋼、ステンレス、アルミなどの厚さ0.5mmの薄板でも歪の少ない、きれいな溶接仕上げを特徴に、主に機械部品製造会社への周辺設備、スポーツ、関連設備及び食品・薬品向け容器等を製造、供給してきた。
2011年には兵庫県成長期待企業に認定された。
飛び込みの特急製品が多く、2~3ヶ月先の工程が見えず最終的には自然に埋まっていくが、経営的な安定を図るためにも、大手企業からベースロードとなる案件の受注努力が必要で、産業人OBネットに相談した。
大手企業への販路拡大と生産管理・品質管理を支援する2名のアドバイザーで活動。
造船分野の品質管理、検査の経験を持つ大野アドバイザーと鉄道車両分野の技術の経験を持つ服部アドバイザーが豊枡社長夫妻の溶接技術にかける思いに共感し夫々の分野での支援を申し出た。
薄板溶接加工製品を必要としている川重車両部門にホーユーを紹介し、数回に及ぶ調査、ヒアリング、工場監査等の結果、約1年後に初受注となった。
初受注案件が米国向け車両用製品で米国溶接規格適用のため、米国溶接資格の申請、維持及び溶接施工甚準、図面管理、設備管理を含む品質管理マニュアル及び作業基準の作成、整備を行った。
作業者全員にこれらのマニュアル通りに作業・点検及び記録する習慣が浸透し、お客様満足の品質・納期及びコストの製品づくりの体制が固まりつつある。
今後の課題の方向について
- 5Sの徹底
- 溶接技能・技術者の増強
代表取締役社長
豊枡 裕二氏
アドバイザーの取組み方針など
他社に負けないチームワークと溶接加工技術を柱に品質管理の徹底を図るとともにさらなる受注の拡大を目指すため、ホーユーと一体となって、事業を進めていく。
アドバイザー
- 大野 且博(川崎重工業株式会社OB)
- 服部 晃(川崎重工業株式会社OB)
- 企業名
- 株式会社ホーユーウェルティング
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